サーモスタットの分類

サーモスタットは温度制御スイッチとも呼ばれ、私たちの生活の中でよく使われるスイッチの一種です。製造原理により、サーモスタットはスナップサーモスタット、液体膨張サーモスタット、圧力サーモスタット、デジタルサーモスタットの4種類に分けられます。

1.スナップサーモスタット

スナップサーモスタットの様々なモデルは、KSD301、KSD302など、総称してKSDと呼ばれます。このサーモスタットは、新しいタイプのバイメタルサーモスタットです。主に、過熱保護機能を備えた各種電気暖房製品において、温度ヒューズと直列接続して使用されます。スナップサーモスタットは、一次保護として使用されます。

2.液体膨張サーモスタット

制御対象の温度が変化すると、サーモスタットの感温部内の物質（通常は液体）が対応する熱膨張と冷収縮を起こし、感温部に接続されたカプセルが膨張または収縮するという物理現象（体積変化）です。液体膨張サーモスタットは、主に家電業界、電熱機器、冷凍業界などの温度制御分野で使用されています。

3.圧力式サーモスタット

このタイプのサーモスタットは、密閉された温度バッグと感温作動媒体を満たした毛細管を介して、制御温度の変化を空間圧力または体積の変化に変換します。設定温度に達すると、弾性要素と瞬時作動機構を介して接点が自動的に閉じられ、自動温度制御を実現します。

4.デジタルサーモスタット

デジタルサーモスタットは、抵抗温度センサを用いて温度を測定します。一般的に、白金線、銅線、タングステン線、サーミスタが温度測定抵抗器として使用されます。これらの抵抗器にはそれぞれ独自の利点があり、家庭用エアコンのほとんどではサーミスタ式が採用されています。